片頭痛について

片頭痛は比較的よく起こるタイプの頭痛で、なかには「私は片頭痛持ち」という方もいらっしゃいます。

片頭痛の場合、病院でMRIなどの画像検査をしても異常が見られず、片頭痛薬を処方されるだけということもよくあります。

そのため、他の適切な治療が受けられず、何度も頭痛を繰り返して辛い日々を過ごす思いをすることもあります。



◆症状◆
片頭痛かどうか見分けるのに分かりやすいのが痛みの感じ方です。

片頭痛の場合、「ズキンズキン」または「ガンガン」と表現できる脈打つような痛みがあり、ひどい場合には吐き気や嘔吐がある場合もあります。

多くの場合、頭の片側が痛みますが、両側が痛むケースもあります。

また、片頭痛特有の前兆が起こることがあります。

片頭痛が起こる前に「ちかちかする光」や「ぎざぎざした光」が見えるなど光に関する前兆を感じる場合もあります。


◆原因◆
片頭痛の原因として認知度が高いものに天候の変化がありますが、それ以外にも実にさまざまなものがあります。

他の原因としては

・肩・首のこり
・睡眠不足・睡眠過多
・ストレス
・月経
・目の疲れ
・パソコン
・人込み
・音や光の強い刺激
・赤ワインやチーズなど一部の食品


◆対処法◆
月経や人込みなどのように避けたくても避けられない原因もあります。

しかし、それ以外のほとんどは、あなた自身の心がけで避けることが出来るものもあります。

どんな時に片頭痛が起こったのか記録しておき、自分にとって何が片頭痛の原因になるのかを知って、頭痛の原因を避けることも大切です。

原因によって対処法は異なりますが

・睡眠不足・睡眠過多、月経の場合
規則正しい生活を送り、身体へ必要以上に負担をかけないようにしましょう。

・パソコン・目の疲れ・光の強い刺激の場合
長時間、パソコンなど画面を見続けるのを避け、一時間に1回は10~15分間休憩しましょう。
またブルーライトカット機能がついたPCメガネの利用や目薬をさすのもおすすめです。
 
・肩・首のこり、ストレス
ストレスを感じたり、同じ姿勢で長時間いると首や肩のこりから頭痛につながるので、こまめに体を動かす習慣をつけましょう。
ストレッチなどがしにくい環境にいる時でも、その場で首を回したり、肩を上下させるなど血の巡りをよくする対策をしましょう。