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緊張型頭痛について
緊張型頭痛とは?
「一日中、頭が重い感じがする…」
「夕方になると首や肩がガチガチに凝って頭まで痛くなる…」
そんなお悩みはありませんか?
それは、緊張型頭痛かもしれません。
緊張型頭痛は、日本人に最も多い慢性頭痛のひとつです。
首や肩、頭の筋肉がこわばって血流が悪くなり、その影響で頭全体が締め付けられるように痛むのが特徴です。
特にデスクワークで長時間パソコンやスマホを使う方、家事で同じ姿勢を続けることが多い女性に起こりやすい頭痛です。
また、精神的なストレスや疲れがたまったときにも出やすく、30〜60代の女性にとても多く見られます。
「片頭痛ほどズキズキしないけれど、毎日のように頭が重い」
そんな状態が続くと気持ちまで落ち込み、日常生活にも支障が出てしまいます。
緊張型頭痛の症状
緊張型頭痛の症状には、次のような特徴があります。
・頭全体が締め付けられるような痛み(頭をギュッ~とされたような痛み)
・後頭部から首にかけての重だるさや痛み
・肩や首に強いこりを伴うことが多い
・片頭痛のような吐き気や強い脈打つ痛みは少ない
・痛みは軽度~中等度で、仕事や家事はできるけれど「集中できない」「気分が晴れない」と感じやすい
症状が一時的に出ることもあれば、毎日のように慢性的に続く方もいます。
特に夕方や疲れがたまったときに悪化することが多く、放置すると慢性化してしまうこともあります。
緊張型頭痛の主な原因とは?
緊張型頭痛は、筋肉のこわばりや血流の悪さ、精神的なストレスなどが複雑に関わって起こります。
主な原因をまとめると、次の7つです。
1、長時間の同じ姿勢(デスクワーク・スマホ操作など)
2、首や肩、背中、肩甲骨周りの筋肉の緊張やこり
3、目の疲れ(眼精疲労)
4、精神的ストレスや不安、緊張
5、運動不足による血流の悪化
6、睡眠不足や生活リズムの乱れ
7、歯の食いしばりや噛みしめ癖
こうした要因が積み重なることで、頭痛が慢性化しやすくなります。
緊張型頭痛の対処法
まず大切なのは、「普段と違う頭痛」を感じたときには自己判断をしないことです。
なぜなら、頭痛の中には、クモ膜下出血・脳出血・脳腫瘍・脳梗塞など、命に関わる重い病気が隠れていることがあるからです。
こうした病気は、早期に発見して治療を始めることがとても大切です。
発見が遅れてしまうと、後遺症が残ったり、最悪の場合は命に関わることもあります。
そのため、
・「これまでにない強い頭の痛み」
・「突然、今まで感じたことのない吐き気」
・「手足のしびれや言葉が出にくいなどの症状を伴う」
といった場合には、迷わず脳神経外科や神経内科を受診し、MRIなどの画像検査を受けるようにしてください。
その上で重大な病気がなければ、医師の指示のもと「緊張型頭痛」の対策をしていけばよいのです。
緊張型頭痛の治療法
緊張型頭痛と診断された場合、治療は以下の6つが多いです。
1、薬物療法
⇒鎮痛薬(市販薬も含む)や、症状が強い場合には医師が筋肉の緊張を和らげる薬や抗不安薬を処方します。
2、生活習慣の改善
⇒長時間同じ姿勢を続けない、適度に体を動かす、質の良い睡眠をとる、ストレスをためすぎないことが大切です。
3、運動療法(整形外科や治療院でのリハビリ)
⇒首や肩のストレッチ、ウォーキングなどの有酸素運動は血流を良くし、頭痛の改善に役立ちます。
4、物理療法(整形外科や治療院でのリハビリ)
⇒温めることで筋肉がゆるみ、血流が促進されて症状が和らぐことがあります。
5、心理的アプローチ
⇒緊張型頭痛はストレスとも深く関わるため、カウンセリングや呼吸法なども効果的です。
6、整体(予防としてのメンテナンス)
⇒整形外科での治療やリハビリと併せて、首・肩・背中のこりをやさしくほぐし、姿勢を整えることも相乗効果により、再発予防につながります。
緊張型頭痛は「体のこり」と「心の緊張」の両方から起こるため、薬だけに頼るのではなく、生活習慣や体のケアを合わせて行うことが大切になります。
緊張型頭痛の予防法
緊張型頭痛は、日々のちょっとした習慣を整えることで予防することができます。
毎日の生活に取り入れやすい方法を7つご紹介します。
1、長時間同じ姿勢を避ける
⇒デスクワークやスマホ作業の際は、30分~1時間に1回は立ち上がって軽く体を動かしましょう。
2、首や肩まわりをやさしく動かしたりストレッチする
⇒軽く首を回したり、肩を上げ下げするだけでも血流が良くなります。
3、目を休める
⇒パソコンやスマホの画面を長時間見続けるのは頭痛の大きな原因。20~30分に1回は目を閉じたり、遠くを見て休ませましょう。
4、リラックスする時間を持つ
⇒深呼吸やアロマ、入浴など、自分なりのリラックス法を取り入れるとストレスが和らぎます。
5、睡眠のリズムを整える
⇒睡眠不足は頭痛を悪化させます。できるだけ同じ時間に眠り、質の良い睡眠を心がけましょう。
6、適度な運動をする
⇒ウォーキングや軽い体操、リハビリでの運動療法など、全身の血流を促す運動が効果的です。
7、正しい姿勢を意識する
⇒猫背や反り腰は首や肩、腰などに負担をかけます。背筋を整える習慣をつけましょう。
こうした小さな工夫を積み重ねることで、頭痛を予防しやすくなります。
緊張型頭痛でつらい時にしてはいけないこと
頭痛がつらいとき、「少しでも楽になりたい」と思って間違った対処をしてしまうことがあります。
緊張型頭痛の場合、特に避けたいことは次の通りです。
・氷で冷やす
⇒緊張型頭痛は血流が悪くなっている状態なので、冷やすと筋肉がさらにこわばり悪化することがあります。
・強いマッサージをする
⇒ガチガチに凝っているからといって力いっぱい揉むと、筋肉や神経を傷めて余計頭痛が悪化することがあります。
・鎮痛薬を飲みすぎる
⇒薬は必要なときに正しく使うことが大切ですが、飲みすぎると「薬物乱用頭痛」になり、かえって頭痛を慢性化させることがあります。
・我慢し続ける
⇒「少しくらい大丈夫」と放置すると、頭痛が慢性化して心身に大きな負担をかけてしまいます。
・アルコールやカフェインに頼る
⇒一時的に気が紛れても、睡眠の質が下がったり血流が乱れて頭痛を悪化させることがあります。
つらいときは無理をせず
・静かな環境で休む
・首や肩を温める
・深呼吸をしてリラックスする
・鎮痛薬を使う
・上記でも回復しなければ医療機関を受診する
といったやさしいケアを意識するようにしてください。